鹿・ザ・怪文書

好きなものの話を壁に話しかける

じゃあ怪文書バトルしようぜ怪文書バトル!鹿、Scentlyでも推し香水を頼んでみたよって話

実は私ね、Scentlyにも推し活香水頼んでたんすよ。セレスと同じタイミングで。
推し香水で困ることといえば三つあるじゃん。
推しっぽくない・自分の趣味じゃない・好意的に解釈しても無理ゲー。もしだめだったらとってもつらぁい!なので二カ所に頼んでリスクを軽減したわけなんですわ。
さてこのScently、オーダーシートに従って推しについての怪文書を書くと、なんかめっちゃ種類ある自社香水からぽいやつを選んでくれるサービスなんですね。
おまけに香水に使われてる香料と、なぜこれを選んだのかの解説シートがついてくる。強い。怪文書を送ったら怪文書を返してくれるんですよ。じゃあ怪文書バトルしようぜ怪文書バトル!推しに対する解像度が高い方の勝ちな!

さてScentlyに頼んだのは!5000年前から蘇ったミイラのあいつ!そう。あいつです。ピンクの駄犬のあいつ。この前頼んだあいつ。今回はなんか感情とか劣情とか情動とか濃厚めかつきもちわる目な文章になったからなんとなく伏せちゃうぜ。あとScentlyではオーダーシートに怪文書元ネタのキャラ名を書いちゃいけないってお約束あるけんね。せやないろいろ細かくしとかんとたいへんやもんな。なので伏せとくぜ一応。

ほんでまあサイトでオーダーシートを書くわけですわ。
うんそうね、キャラの概念優先で行きたいわね。性別は男っと。
年齢…年齢……?自称5021歳(享年21歳、5000年後蘇った)って書いたらいいのか?
イメージカラー三色も選べるのか〜ピンク黄色紺色!誕生月、これは超全集読んだから知ってる!っとスイスイ書けてたんですけども、だんだんこう概念的な話になってくるわけさ。大人っぽさとか似合う飲み物とか!集団の中のリーダー役で大人やってっけどすげえガキなとこもあるし時々儚いし…わ、わかんないっピ……おれはあの人のことを何も知らない……ってどうにか潜り抜ける。
そしてここからようやっと世界観や人物背景、性格の印象についての記述。細かい。細かすぎる。いかにして個人名や固有名称を出さず彼を表現するかのチキンレース
これは私が書いた推しプレゼン怪文書を解読してもらって香水を作ってもらえるサービスだから仕方ないね!いかにして調香師さんに推しを”理解”ってもらえるかの怪文書を作るの正直楽しいんよな。難しいけど楽しい。まあ私は別んとこに出したやつを使いまわしましたが……。好きとは…?愛とは…推しとは……となんもわからなくなりそうなので……。
 それから私のつこてる香水とか苦手な匂いとかを書いて送信!決算!そして待つ。目安としては3週間〜5週間とページに書かれていた。なるほどね、調香師さんにこの怪文書オーダーシートを解読してもろて調合してもろてこんなウルトラ僻地町広島に配達やもんな。そらそうよ、それくらいかかるかかる。

そして10日後、届いた。
なんで?
いやいやいや早すぎるやろ。心の受け身一ミリも取れてない。スピード感がすごい。

怪文書解釈シートあるのヤバない?ヤバいな。私の怪文書(オーダーシート)引用されてるとちょっとヘヘッ…って照れくさくなりますわね。
他の人の怪文書も読みてえ!ってTwitterエゴサしまくったんすけどこれ同じテンプレートを使ってるぽいですわね。「」のところに怪文書(オーダーシート)の決め手を引用してるみたい。まあね、毎日毎日怪文書と向き合って怪文書を生成してんだからそらテンプレ化しないと頭がおしまいになって死にますわね。

そんでフォロワーが香りの説明のとこに書いてある花言葉を調べる遊びしてたんすわ。うおっフォロワーかしこ……香水の解像度上がってしまうやつやん!私もやろ!ってやってみたんですよ。
トップノート:オレンジ、カシス、ガルバナム
・オレンジ:寛大、気前の良さ。
 なるほどね!基本的に兄貴分でいいやつだもんな〜許さんやつはマジで許さんがあいつ……いやちょっとぐらい話を聞いてやれって…小説んときくらい話を聞け……。
・カシス: あなたを喜ばせる、あなたの不機嫌が私を苦しめる、感謝の気持ち
 2番目はともかく1番目と3番目はわかる〜最終回……ウッおつら〜い……。あとすぐ褒めるすぐお礼言う男やけんね、わかるとも!
ところがどっこいガルバナムなんも出てこん。てかガルバナムて、なに?って調べますやん。古代エジプトでミイラの防腐処理に使われていたって出ますやん。
ふうん……
はい負け負け負けましたぁ〜❤︎❤︎❤︎解釈に完全敗北でぇす❤︎ざぁこざぁこ❤︎私はザコ鹿でしゅ❤︎蹄クルクルクソザコ鹿ちゃん❤︎鹿の蹄がふたまたなのはぁ❤︎敗北ダブルピースを迅速にするため❤︎5000年前とミイラ拾われてる❤︎圧倒的理解❤︎怪文書解読技能すごすぎっ❤︎グリーンノート❤︎オレンジとカシスの甘さを引き締めてる❤︎❤︎
いやすごいな!?やるやんけ……

ミドルノート:白百合、スイートピークローブ
・白百合:純潔、威厳、純粋
 まあ純粋っちゃ純粋…か?というか白百合、スタッフお疲れ様本のイメージが強くてですね……菊とかカスミソウとか白百合という白一色の花束を担ぐ表紙……ウッ供花やんけ〜!!
スイートピー: 門出、別離、優しい思い出
 やめろ〜〜!!!!そんなかなしいこというな……
クローブ:高貴、威厳、神聖
 せやな……せやろか?まあ歳上の威厳はあったようななかったようなどちらかと言えばあったような、まあいいでしょう。

ラストノート
・ムスク
ヘリオトロープ:献身的な愛、熱望
 コラコラコラコラ〜!!!この場合愛とはウルトラ的な愛ですな!?誰かが誰かを守りたいと言う気持ち!!わかるとも……円谷の駄犬ピンクの方が世……。


さて満を辞して香水をシュッと腕にかけるやん。
第一印象は洗濯物ッ…!いやマジで洗濯物。洗濯機から出したばっかりの洗濯物の匂い。洗剤独特の匂いがする。何?液体洗剤と間違えた?ってくらいの匂い。
しかしこれはこれでかなり「アリ」ですね。ある日の夕方、みんな別なことしてたけど最後同じところに集まる〜ってアニメEDムービーで、コインランドリーで洗濯してっから仲間と合流できない男ですからね。ホームレスなのにちゃんと洗濯してるし身綺麗にしてる。えらい!
ミドルノートはなんか甘い。クソ甘い。やっすいやっすい甘さ。女子高生とか中学生が使うクソ甘ヘアミストあるやん、アレの匂い。えっ何?仲間のJKないしJCにかけられたんすか?ウルトラあまぁい!
ラストノートは……なんか……風呂上がりの肌みてえな匂い……。ごく普通のボディソープってか体用石鹸でゴシゴシ洗ってシャワーでガーッと流した後みてえな……謎の生々しさがある……何……?現実味何……?こわ……。
全体の印象としては、清潔感と現実感と甘さ。最終的になんもつけてない肌の甘さって感じ。甘い。男性っぽさがない。この点はちょっと微妙……。
解釈違いまではいかんけどうーん……。怪文書バトルround2は私の勝ちのようね……。

だがしかし!
天啓!
Scentlyの選んだ香水が生の肌の匂いならば!セレスで選んでもらったオンのときつけてそうな解釈一致の香水を重ねればいいじゃない!
やってみた

――死。
圧倒的リアリティやこれ――あかんな――アカンわこれ。ホンマあかん。ダメです!コズメル(セレスの選んだ香水)の喉奥がじりじりする甘いチンピラ男の匂いの底に、Scentlyプレゼンツ微かな現実味のある洗剤のさわやかな匂い。これは勝ち。優勝。二つのパワーでビーザワンでフュージョンライズ。これが俺の答えや。

いやはや人生万事塞翁が馬、うーん?って思っていても工夫することで新解釈が生まれるなあって思いましたわ。推し香水、重ねれば立体感が生まれる。うーむ天才ですわ私。最高ですわ。今年のノーベル賞は私のものね!!

人類もScentlyで怪文書バトルをしてのたうち回れ!
Sently
https://scently.jp